第五話【改革本部の話】
第五話【改革本部の話】
北海道将棋連盟では、新井田基信さん亡きあと、いっそう運営に苦しんで、諸々改善が求められてきました。
そうした中、道場『みずなら』のオーナー:工藤学氏が、道将連や日本将棋連盟札幌中央支部の役員などに声掛けして、「北海道の将棋界を考える」というテーマで話し合いを持つことになりました。たしか2013年6月頃のことです。
メンバーを変えながら居酒屋などで何回か話し合いました。
武谷、北村、桜井(英)、宮野、橋本、中條、鷹羽、井原、滝野沢、工藤、山下、など。
そこで「将棋の普及はどうしたら良いか」「道将連の運営はどうしていくか」「支部の二重構造」「会館建物の老朽化対策」「地区予選や大会運営」「新しいスポンサー探し」「こども・女性・シニアへの働きかけ」などなどが話し合われました。
そうした中から北海道将棋連盟内に「北海道将棋連盟改革推進本部」を設けようとの発案があって(正式に理事会に諮り)工藤学氏が改革推進本部長に就任することにつながっていきました。
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前年の2012年の佐々木治夫杯は、札幌で日本将棋連盟札幌中央支部が仕切って実施しました。
道将連のイベントを日将連の支部が取り仕切った。最初のケースでした。
そして参加者も道将連の支部だけではなく「オールイン北海道」というサブタイトルを付して
多くの参加(学生チーム、女性チーム、子供チームなど)を募りました。
「オールイン北海道」は日本将棋連盟札幌中央支部の二代目支部長:工藤学氏の造語。
この頃から道将連と日将連との垣根が取り除かれはじめて、道内棋界の一本化の素地ができつつあったと思います。
たとえば、道央圏の道将連の支部の行事に「四支部対抗戦」というイベントがあります。
札幌支部、小樽支部、後志支部、江別支部の4支部が4月頃に行うイベントです。
このイベントに、かつて札幌中央支部も参加を打診したことがありました。
が、当時は「札幌中央支部は日将連の支部ですから」と、やんわり参加を断られたものです。(初代支部長:田中美昭氏の時代)
それから数年、2015年4月19日(日)に、五支部対抗戦が行われました。
札幌中央支部も参加しているから四支部ではなく五支部なのです。
みんなが距離を近づけて仲良くなってきました。
(従来も特に喧嘩していたわけではないのですけど、なんとなく遠ざけていた関係だったと思います。風通しが良くなってきたのでしょう。)
そんな中で、道棋界の改革が話し合われて進展して来ました。
工藤学氏の働きかけの影響が大きいのだと思います。
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